『真・OROCHI学園−1−』 〜 もしもアノ人が学園の●●だったら!? 〜
注 : パラレル設定です。苦手な方はお読みにならない方が宜しいかと…。
こちらは台本形式のお話となっております。
因みに…主人公(女性)は転校生という設定です。
(そして、少々ベタなストーリ展開が含まれております;汗)
☆ ☆ ☆
ここはあの、無双キャラが多数出現するという学園。
はひょんな事からこの学園へ転入することになった。
しかし…その初日に遅刻寸前、というベタな展開で学園へと急いでいた―。
「やっば〜い! なんでこんな時に限って目覚ましの電池が切れるのよっ!」
またしてもベタな事を吐きつつ必死に走る。
そして、曲がり角を曲がった瞬間………
どっし〜ん!!!
同じく曲がり角を物凄い勢いで曲がってきた相手と見事正面衝突!
二人はその場で尻餅を突いた。
「あいったたた………」
男の声 「すっ…すみません! 急いでいたもので…お怪我はありませんか?」
「いたた…いえ、こちらこそごめんなさい…っ!」
顔を上げたは驚く。
何故なら…ぶつかった相手は何を隠そう、陸遜。
がこれから通う学園の制服(ブレザー)に身を包んだ彼は、お尻を擦るに手を差し伸べる。
陸遜 「…立てますか?」
「(ドキドキで陸遜の手を取りながら)はい…。 ごめんなさい、貴方も急いでいたんでしょう?」
陸遜 「えぇ…しかし、もう急ぐ必要はなくなりました」
「えっ…? どうして?」
訝しげに疑問を投げかけるに、刹那満面の笑みを浮かべながら陸遜は言う。
陸遜 「…貴女に出会えたから、です。 貴女こそ、私の探していた方だ」
ドッキーン!
の心臓が破裂するような勢いで騒ぐ。
それもそうだ…↑こんな台詞をいい男に言われて、ドキッとしない女がこの世に居るわけがない。
しかし、その続きに出てきた言葉にはがっくりと肩を落とす。
陸遜 「学園長から直々に言われたんです。
『転校初日に遅刻するようなバカがいる、道に迷っているかも知れないから探して引っ張って来い』と」
「(心の声) …バカって… orz」
そこまでベタじゃないか、と苦笑を零しながらは陸遜に引かれ、歩き出す。
それでも、繋いだままの手は少々恥ずかしくも嬉しかった。
☆ ☆ ☆
と陸遜がぶつかった場所は、学園から近いところにあったらしく…二人は程なく学園の門を揃って潜った。
門を通って一番最初に目に付くのが広々としたグラウンド。
授業が始まれば、たくさんの生徒がここで様々なスポーツで汗を流すのだろうが…今は始業直前なので、人っ子一人居ない。
と、思いきや………
ここの生徒なのだろう、制服姿の男2人が取っ組み合いのケンカをしている。
自分が着ている制服が汚れるのも構わない、その様子は…まさに子供同士のケンカだ。
校舎の窓からは他の生徒達が野次馬の如くやんやの喝采つきで見守っている。
余程の有名人なのだろうか………?
「ねぇ、陸遜…あの人達、誰?」
陸遜 「…チッ(舌打ち) あぁ、あの方達は………正真正銘、ただのバカです」
「うわ、たった一言で片付けた」
「止めないの?」と訊くに「心配要りません」と言って再びさっさか歩き出す陸遜。
その行動には見たくないという気持ちと、事の顛末が見えているといった風体が感じられた。
校舎に入る前、がもう一度振り返る。
すると………
ついさっきまでケンカをしていた二人が、まるで何事もなかったように肩を組み、わははと笑い合っていた。
なんなんだ、あの二人は…と唖然とする。
しかもあの二人、もよく知っている二人なのだ。
しかし、そんなを尻目に陸遜が手を優しく引く。
陸遜 「…あんな人達はほっといて、行きましょう」
「えぇ…」
釈然としない気持ちのまま再び歩き出す。
だが、がその後、更に唖然とする事となるのは…言うまでもなく知る由もない。
☆ ☆ ☆
漸くの事で学園の中に入り、陸遜に軽く中を案内されながらある所へと移動していた。
今は遅刻ギリギリの時間。
…したがって、学園長に挨拶する前に教室へ行っておけという事。
生徒をバカ呼ばわりするような学園長に一目会って罵倒してやろうとも思ったが…
とりあえず繋いだ手も心地いいので、陸遜の指示に従う事にする。
そして、『2年呉組』と札のかかった教室の扉が開かれた………。
陸遜 「遅くなりましたが…転校生をお連れしました」
?? 「おぉ、ご苦労だったな、陸遜。 じゃ、お前だけ席に戻れ。 …手を繋いだままだと、皆に誤解されるぞ」
刹那、どっと笑いが起こり、照れくさそうにぱっと手を離す二人。
顔を紅くしながら「何時か目に物言わせてやる」といった感じで周りを睨みつつ自分の席に着く陸遜。
そして…はここで改めて先生らしきおっさんの顔を見る。
おっさん 「何だ? 俺の顔に何かついてるか?」
「…いえ、何でもありません。 (心の声)やっぱりおっさんか…」
おっさん。
ここまで書いて…皆さんならお解かりだろう。
自身も声で判るほどの個性…そう、この『2年呉組』の担任は呂蒙。
これもまたベタな展開なのだろうが…ここは筆者の勝手な判断でスルーw
呂蒙 「あ〜。 今陸遜が言ったように、転校生がやっと到着した。 だ…皆仲良くするように」
担任から視線で自己紹介を強要され、少々戸惑いながらも壇上に立つ。
「今日付けでこのクラスに転入したです。 以後ご贔屓に」
刹那、その場に拍手が起こる。
どうやらはこのクラスに快く受け入れられたらしい。
安堵する。
呂蒙 「で、の席だが…あぁ、大喬の横が空いてるな。(と、大喬の方を指差す)
、女子の方がいろいろとやりやすいだろう…大喬の横に座れ」
大喬 「さん、ここですよ!(隣の席を叩きながら手を挙げてアピール)」
「はい…」
と、そこで待ったがかかる。
男子A 「あの…そこ、甘寧君の席なんじゃ…」
呂蒙 「あぁ、アイツは毎日凌統とバカばかりしているからな…今日は床にでも座ってもらえばよかろう」
大喬 「そうですよ。 私も煩い方より女の方のほうが気が楽です♪」
「ひっ…ひどっ!」
と言いながらも呂蒙の指示に従うところは…もなかなかの図太さを持っていたらしい…。
そして、何事もなかったようにHRの幕が上がった―。
無駄に!?続く………(汗
アトガキ
拍手のお礼として…粗品です(ぇ!?
しかも…『続く(汗)』の通り、SS初の連載…そして名前変換となります。
拍手のお礼なので…これからちょくちょく更新していこうかと…。
(気が向いたら…てか、笑いの女神が微笑んでいる時)
この構想は…ギャグSSを書き始めた当初からあったものだったんですが…
(最初は『三国学園』のつもりでした)
間違いなく連載となるので…今迄躊躇っておりました。
しかし…OROCHI再臨が発売され…ギャグネタが溢れまくっている今、執筆と相成りました。
お礼SSを連載にしていいものか。
こんな話で笑いが取れるか。
そもそも…こんなんでお礼になっているのか。
いろいろ疑問やら不安やらが渦巻いているんですが…
これも自己満足という事で気持ちよく流します♪(ちょwww
とりあえずは次回をお楽しみに、という事で…。
ここまでお読みいただけただけで幸せです、アタクシ。
あなたが押してくださった拍手に…これ以上ない程の感謝の気持ちをこめて。
2008.05.03 御巫飛鳥 拝
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