女優達の幕舎〜ヒロイン勢揃い編 2〜
注意:このお話は…今まで及び今後企画夢で登場するヒロイン達の―
それぞれ一つの設定に限定してお送りいたします。
あくまで私・瑞樹飛鳥のイメージですので…
参考までにご覧ください。
(ネタバレもあるやも知れませぬ。。。)
ウチの可愛い娘達(←母親気取り!?)の話を聞きながらひたすら待つこと数十分。
きゃいのきゃいの大騒ぎするオンナノコの会話に、いー加減飽きてきた(こら)頃――
漸く別の大きな扉が極々ゆっくりと開かれた。
いよいよ、ご登場か――!?
ギッ、ギギギィィィィィィィ………
――この話………ホラーにするつもりはないんだが orz
実に物々しい。
…なんか、もったいぶってる感が否めないんだが…(←筆者の陰謀←ヤメレ
しかし、そのおかげか…ヒロイン達の視線が一気にそこへと集中する。
各々の瞳は爛々と輝き、来るべきゲストの登場に期待していた。
「遂に来ますか!?」
「あぁっもう! この際誰でもいいわ! 焦らしてないで早く顔出しなさいよっ!」
「アンタ達…いい加減落ち着きなよ」
「…もうそこまで来ているんだから、今更――」
「緋祢っち、よくそんなに落ち着いていられるね!」
――あの、アンタ達? 明灯の事忘れてない?(滝汗)
女優達の標的は目下サプライズゲスト………らしい。
明灯に重要な任を与えたのは正解だったが…ここまで来るとカワイソウになる。
…それでも、彼女の事だから怒りもせずフツーに入って来るんだろうな。
「あら、随分賑やかですわね」
とでも言いながら………
――って、をい!
私の心の台詞と明灯の言葉が見事にハモったぞ、今(苦笑)。
素でノリツッコミしちまったぃ………orz
明灯の行動を先読みできるとは………私の洞察力も捨てたもんじゃないな(←自分で言うな
しかし、一緒に来るはずの人物の姿が見当たらない。
約束は迅速にして厳守…という明灯が何故!?
いや待て。
もしかしたら…これはゲストの陰謀かも知れない。
とりあえずは挨拶だ――
――漸く来なすったか…明灯。
「遅くなって申し訳ございませんわ、飛鳥さん。 少々支度に手間取りまして」
――いや、それは全然気にしていないんだが…あの御仁はどうした?
「えぇ、先程までは一緒だったのですけど…どちらにいらっしゃったのでしょうか?」
――それを訊きたいのはこっちだ!
…どうやら、ゲストに明灯もしてやられたらしい。
ゲストの陰謀なのは最早間違いないな、うん。
流石だ………才色兼備の明灯を煙に巻くとは…やはり侮れん。
まぁここは暫く様子を見るしかなさそうだ。
しかし――
「ちょ、明ちゃん! 何やってんの!? しっかり捕まえておかないとダメじゃないの!」
「爽瞬、傍でいきなり怒鳴るな。 耳が痛くなる」
「明灯、心当たりはないの?」
「あっ、あの…皆様、落ち着いてお茶でも飲みませんか? 明灯様、貴女もこちらへ…」
――よし、よく言ったお遥!
にこにこ笑顔を崩さない明灯を尻目に、思い思いの言葉を吐き出す中…漸く出た助け舟。
流石はお遥だ………姫設定だけにしっかりしてる。
だが、女達の騒乱(ぇ)はそう簡単には治まってくれない。
この中で一番活動的だと思われるオナゴが、突如立ち上がった――。
「アタシ、ちょっとその辺見てくるよ!」
――おっ、おい夕鷺――
どろん!
――って早っ!(汗
私が止める声が届かないうちに天井裏へと消える夕鷺。
やはり、こういう時忍び設定の娘がいると厄介(なのか?)である。
………こりゃ、標的を捕まえるまで戻って来ないな、アヤツは;;
さて、どうしたもんか。
私が呼び出した全ての人物が揃ったら始めようと思っていたんだが…。
誰かが来たと思えば誰かがいなくなる………これでは何時しかグダグダになって埒が明かなくなる;;
ここは、サプライズゲストが来てまた大騒ぎになる前に…少しでも話を進めておいた方がいいな。
と、いうわけで――
――みんなちゅぅもーくっ!! ぼちぼち座談会を始めたいと思うんだが――
「なぁ、ここまでもったいぶっているということは…やはり無双の人物が来るのか?」
「…私に話を振らないで、紅紗」
「そうとも限らないと思うわ。 飛鳥のネタはたまーに滑るし――」
「皆様、お茶が入りました。 熱いのでお気をつけて」
――お前ら、私の話を聞けぇぇぇぇっ!!!
どこまでマイペースなんだ、イマドキの若モンはっ!(←老け込むn←しつこい
てか明灯…お前までその輪に入ってどうする… orz
――しかも、お遥とお茶を配りながら談笑してるし。
「あら飛鳥さん、これはお遥さんが一人で大変そうだからお手伝いしているだけですわ」
――変わり身が早いな、アンタも(苦笑
「後は夕鷺さんに任せておけば問題ありませんわ。 …さ、飛鳥さんもおひとつ」
――ん? はぁ、どうも………。
明灯に勧められるがまま湯飲みを受け取る私。
確かに…私が迎えに行ってはこの話の続きが書けないし、他の娘が何を仕出かすか解らん。
いろんな意味(?)で私もここで暫く娘達と待つ事にしよう。
彼女達も、あれやこれや予想するのが楽しそうだしな………。
………と、思ったのだが。
次の瞬間、不意に廊下から二つの足音と特徴的な笑い声が響いてきた。
「あっははー! アンタの顔を見たみんなの反応が楽しみだよ、ア タ シ は ね」
………来たっ!!!!!
ドタドタと足音を立てて扉に雪崩れ込むように駆け寄る…遥姫、明灯、緋祢を抜いた女優達。
そして、夕鷺と別の足音を立てる主をその瞳に捉えた刹那――
『………っ!!!!!』
一同に言葉を失った。
それもそうだ。
なんせ、私が考えたスーパーでスペシャルな 『サプライズ』 だからな。 うひ。
扉に雪崩れ込んだまま固まっている女達。
それをを飛び越えるように入ってくる夕鷺。
夕鷺の嬉しそうな顔を見てにやりと黒い笑いで返す筆者。
「…やっぱり、あの人だったのね」と大方の予想をつけていたらしい緋祢。
サプライズゲストを連れてきた張本人(←指令を下したのは私だが)の明灯。
みんなの様子を終始暖かい瞳で見つめ続けていた遥姫。
そして――
===ごめんなさい、姐さん! 仕事が押しちゃって遅くなりましたーv
――待ってましたっ! 御前っ!
遅れて登場した 『真の生みの親』 御前――紫緋さん――。
今、ここに全ての役者(!?)が揃った――。
劇終――
===ちょっと待った! 姐さん、私の出番…もしかしてこれだけですか!?
――あっ…あのー…実はですね、この娘達の勢いに圧されまして…少々力尽きたというか――
===酷いっ! あれだけ引っ張っておいてこんな扱いなんてっ!!!
…ヤヴァイ。
なんか女達の瞳が物凄く冷たい………てか、怖いっ!!!(←畏怖堂々←をい
――す、すまん御前――
===………みんな、ヤっちゃって。
――あぁっ! 石を投げないでぇぇぇぇぇっ!!!!!
てか、何処から出してきたんだその石っ!?
オンナ達の怒りは怖ろしい………ホント、オソロシイ。
一斉に石を投げられ、蹲る筆者。
みんなを敵に回した筆者に、信用回復の余地はあるのか!?
私に、明日はあるのか――!?
そんなわけで、もう少し続きます(←をい!
第3話に続く
第2話アトガキ
あぁっ! 石を投げないでぇっ!(←や め ん か
というわけで半年通過記念第1弾の2話目です(汗
予告通り(苦笑)、ハチャメチャになってまいりましたv
相変わらずヒロインの口調を使い分けるのが苦しい楽しいんですが…
ここまで個性的な人間が揃うとなんとも…w
そして、サプライズゲストの一人目は御前でしたーv
…ん? 一人目?
………あはは、またしてもアホーなネタが私の脳内を駆け巡っております(ちょwww
というわけで、次回………更にカオスになるものと思われますが…
続編をお待ちくださいませwww
(御礼は最終話に改めてさせていただきます orz)
………しかし、今のところ総勢12人…どうよそれ(汗
それでは、また次回お会いいたしましょう………。
お話担当の飛鳥でした。
(2008.11.08)
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